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アメリカで生活してみて日本人が感じるあるある20選

アメリカで生活をしていると、日本で生活していた時に感じていた当たり前、常識、普通の言動などが実は普通ではなく日本でのみ通用することだったんだと気付くことがあります。その言動、考え方には日本の文化、育った環境など様々な要素があります。海外で生活するのであれば、その土地に合った考え方、言動も受け入れる必要があります。今回は、アメリカで生活をしてみて日本人が感じるあるあるを紹介していきます。これからアメリカで生活したいと考えている人の参考になれば、幸いです。

もくじ

【生活編】アメリカ生活あるある①〜⑩

①日本に居た時より自己防衛能力が高まる

日本国外に旅行、留学などで渡航する場合、必ず言われるのが自分の身は自分で守れということ。アメリカで生活してみると、自己防衛能力はかなり高まります。自己防衛と言ってもアメリカだからと特別なことはなく、暗いところは歩かない、周りをよく見るなど日本でも言われていることの徹底です。

私は日本に居たときも個人的には自己防衛しているつもりでしたが、夜は平気で一人でコンビニに行っていたし、夜、終電で駅から家まで歩いて帰ったりしていたので、まだまだ本気で自分の身を守ることには意識が低かったと思います。

アメリカで生活してみると思いの外、身近な人が危険な目に合ったという話を何度か聞きます。日本と違い、銃社会で凶悪犯罪も多いので、一回だけならなんて心の余裕を持たず、どこで誰が見ているかわからないので徹底して自分の身は守るということが自然に身に付きます。

②日本の商品、意外と揃う

アメリカに来たばかりの人は驚くことも多いですが、日本の製品は意外と現地でも簡単に手に入ります。ネット社会になり、ネットで買えることはもちろん、それ以上に日系スーパーマーケットの商品の充実、アニメや日本の食に対する関心が高く、日本のクオリティーを保ちつつ簡単に手に入れられます。

③アメリカの家庭では、ゴミの分別はしない

アメリカではゴミの分別をする必要はなく、ゴミ回収ボックスも特に分別表記などはありません。日本では、少なからず燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトルは分けて出すことも多いので、最初にアメリカに来たときは全部一緒に捨てていいものかと戸惑いましたが、最終的には燃やされることは一緒なので分別する必要はなく手間が省けて楽です。

もっと驚くことは、ソファ、テーブル、冷蔵庫などの大きい家具や電化製品もその辺の道端に捨ててあるということ。アメリカでは、普通に捨てられないものも置いておくと、拾いたい人が拾ってくれて、最終的にはゴミ収集車によって回収されます。

ちなみにペットボトル、缶は、リサイクルショップに行くとお金に換金出来るので、環境のためというよりはお金を得るために集めている人もいます。

④カスタマーサービスの電話はなかなか繋がらない

アメリカで生活している人ほとんどの人が感じることですが、カスタマーサービスは繋がらないことが多く、特に免許センター(DMV)は電話が人に繋がるの(かなりの確率で音声テープで終了)は極めて稀なので、緊急の場合は直接、お店に行くことをおすすめします。

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⑤どうやって生活しているの?な人が多い

アメリカはそもそも移民が多い国なので単純に日本と比較は出来ませんが、週のほとんどを外食で済ませている人も多く、身近や近所にも毎日外食して、昼間も働いている様子がないなんて人はたくさんいます。

アメリカでは6割の人が株を持っているなんて言われている通り、収入源を複数持っている人が多いです。あとはあまり貯金をする習慣が無かったりするので、貯金を美徳とする日本とは少し考え方が違うのかもしれません。

住む地域によっても大分、差があるので一概には言えませんが、いわゆる高級住宅があるエリアでは不動産を持っている人も多く、また親が資産を持っている場合も多いです。

好きな時に好きな人と日々、食事などを楽しむのはアメリカではステータスなので、その生活を維持するためにある意味、お金に関しては敏感で学生の頃からお金の管理、流れ、生み出し方を学んでいる人も多いです。

日本から見ると、毎日パーティーで楽しそうに生きている人が多い印象のアメリカですが、それぞれライフバランスを考えて働いてお金を生み出しています。

⑥見た目はあまり気にしなくなる

日本では見た目は大事で、昔よりは緩くなったとはいえ学校、会社によっては校則や規則が厳しい印象です。アメリカでは様々な人種が混在していることもあり、学校でも見た目の校則はないのが普通です。

あとは自分が気にするほど周りの人は、見た目を気にしていなく、普段はシンプルな服装でもパーティーやイベントなどのときは思いっきりオシャレを楽しみます。

人の顔色、人にどう思われるかよりも自分が着たい服を着るというのが普通の考え方なので、日本よりも見た目を気にしなくていいのは本当に楽です。ちなみにアメリカではスッピンでもスエットでも出かけている人は多いので、手抜きの化粧でも全く気になりません。(スッピンでも誰も何とも思いません)

⑦健康に気を付けるようになる

アメリカに来るとより健康に気を付けるようになります。アメリカの医療費は高く、そんなに頻繁に行けるわけではないので、特に食事、美容に気を使うようになります。

そんなの当たり前と思うかもしれませんが、医療費が安く、近くに病院があるという安心感からくる緩みは多少あると思います。

アメリカの医療費は高いので、基本的には軽度〜中度の風邪ぐらいでは病院には行かず、市販の薬で何とかする人が多いです。そのためアメリカの薬局では薬の種類が多く、風邪とインフルエンザの薬、歯に自分で詰め物ができるような歯の応急処置キッドなど、幅広く販売されています。

アメリカではマスクで予防する習慣はない(病気になったらマスクをします)ですが、その分車社会なので、電車、バスなどの人で混雑する空間に行くことは少なく、病気であれば仕事も休みやすい環境な場合が多いです。

⑧夜遊びはしなくなる

アメリカでは夜遊びはしなくなる、出来なくなります。日本の居酒屋のように24時間営業の飲食店は少なく、アルコールは夜2時までしか買えません。そもそも2時までやっているのはクラブ、バーがほとんどで、飲食店は夜10時〜11時に閉まるのが普通です。なので夜遊びすると言っても、選択肢が限られます。

⑨知らない人に声を掛けられる

アメリカではフレンドリーな人が多く、すれ違ったりするだけ、歩いているだけでも話しかけてくる人は多いです。挨拶程度であれば良いですが、あまり英語が分からずYesと言ってしまったりすると、話の内容によっては、お金、モノを欲しいと要求されたりしてしまうので、気を付ける必要があります。

⑩生真面目さが際立つ

アメリカで生活しているとあるあるですが、やはり日本人は生真面目な性質を持っていると思います。その背景には、もちろん文化、習慣などがあります。生真面目に見えるのは、無意識に備わっている性善説の考え方や和を大切にする考え方があると考えられます。

例えば、仕事の面では特に顕著で、日本では自分の仕事が早く終わったとしても時間にならなければ帰れなかったり、自分だけ早く帰るのは他の人に悪いなんて自分の時間よりも他人の時間までも考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、アメリカではそこまで他人のことは考えないので自分の仕事に集中し、終わればサクッと帰って自分の時間を楽しみます。

職業、職場環境によって違うので一概には言えませんが、気配り、気遣いの点ではそもそもの考え方、見ている視点が違うので結果的に生真面目に見えます。細かいところで言うと日本では当たり前の時間にシビアなのも、良いところであり、生真面目な部分です。(アメリカでは理由にもよりますが、多少の遅刻は問題にはなりません)

【お店編】アメリカ生活あるあるある⑪〜⑮

⑪こんなものまで返品するの?!

よくあるあるあるですが、アメリカでは何でも返品が出来ます。アメリカにおいて返品はすでに文化のようなもので、コストコ では、使用済みの電化製品、開けてしまったものでも理由を明確にし、レシートを持って行けば返品できる可能性が高いです。

一度購入して気に入らなければ返品するのが普通なので、洋服も一度タグを切らずに着ても返品可能、レストランでも一口食べて、口に合わないという理由から返品もできる可能性が高いです。

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⑫日系のコンビニでも商品は違う

アメリカに来たばかりの頃、セブンイレブン、ファミリーマートなどの日本で見慣れたコンビニだと思い中に入って見ると、おにぎり、チキンなどのホットフードの種類は違い、やはりアメリカのコンビニだったと少しがっかりした記憶があります。

セブンイレブンなんかは現地で委託をしているので、ロゴ、店舗の雰囲気は似たものがありますが、販売しているものは異なります。やはり日系のコンビニと思わせる緑茶(おーいお茶)、お菓子、パンなど日本の製品も置いてあるので、何だか不思議な感じがします。

⑬お店のスタッフが自由

これもかなりあるあるだと思いますが、アメリカのお店のスタッフは結構自由です。例えば、掃除をするスタッフの方はイヤホンで音楽を聴きながら仕事をしていたり、携帯持参しているので電話をしながらなんていうスタッフもいます。

店内で働いているスタッフもスタッフ同士で話していたり、ある程度自由な雰囲気があります。またこの雰囲気はアメリカだけではなく、海外では普通だと思います。海外ではお客様は神様ではなく、お金と引き換えに物を渡すのでwin-winの関係なのです。

飲食店ではチップが発生するので、サービスを良くしなければチップが減ってしまう(サーバーの収入に大きく関わる)のでサービスを良くします。サービスにお金がかかっていないにも関わらず、誰にでも親切に対応できる日本のサービス精神は本当に素晴らしいと改めて思わされます。

⑭運転が雑すぎる

アメリカで車の事故現場を見ることは、日常茶飯事であるあるな光景で、本当に事故が多いです。理由はたくさんあると思いますが、考えられる理由を2つ上げておきます。

理由の1つ目は、運転免許を取得するのが簡単だということです。アメリカでは運転免許を取得するために教習所に行く必要はありません。なので、筆記試験を受けて、ほんの少しの(免許センターを一回りする程度)実技試験で公道で運転できてしまうことです。

理由の2つ目は、車社会で渋滞が酷くドライバーにストレスが多くかかり、イライラすることが多いことも理由の1つだと思います。

他にもスピードが早い、薬物使用(もちろん犯罪)をしての運転なども関係があります。アメリカの道路は日本と比べると道幅も広く通常であれば運転はしやすいですが、運転が荒く、雑すぎるドライバーも多いので気を付ける必要があります。

またもし、車での事故にあった場合は高額な医療費、修理代を裁判で吹っかけらっれてしまう場合もあるので相手が悪いのであれば、写真を撮るなどの証拠をしっかりと抑えて対応することも忘れてはいけません。

⑮時間通りには来ない

アメリカのバスは、30分ほど待ってやっと来たと思ったら3台連なってきたなんて経験もあるくらい時間通りには来ないです。慣れればなんてことはなく、外国では意外と普通かもしれません。

日本と比べるとアメリカでの時間感覚は変わります。正直なところ、時間に関してはルーズになってしまう傾向にあります。例えば、待ち合わせをしてても全員すぐにそろうことは少なく、誰かしらが遅れて来ます。

【食事編】アメリカ生活あるある⑯〜⑲

⑯食に対しての美意識が高い

アメリカでは健康食品ブームでその背景は、海外セレブが火付け役になっているものもあります。スーパーマーケットやレストランでは、オーガニック、ベジタリアン、ヴィーガンなどに対応したメニューや食材が並んでいることも多いです。その他にもグルテンフリー、MSGフリーの表示のある商品もあり、日本食では醤油(グルテン含有)を使われているので、リクエストでグルテンフリー(たまり醤油使用)に変更したりもできます。

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⑰ケーキが甘過ぎる

あるあるで多いのが、ケーキが甘過ぎて食べられないことです。アメリカでは生クリームを使用しているケーキは少なく、普段身近で買えるケーキはカラフルな色のしたケーキがほとんどです。

上にのっているクリームはシュガーの塊なので、見た目と同様に激甘なことが多く歯が溶けるように甘いものもあります。アメリカンなケーキではなく、優しい甘みの美味しいケーキを食べるのであれば、日系、韓国系のケーキ屋(カフェ)で買うことをおすすめします。

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⑱日本のマクドナルドのハンバーガーが恋しい

アメリカに来て思うことは、マックが日本と全然違うということです。メニューがそもそも違い、ハンバーガーのクオリティは明らかに日本の方がいいです。なので、アメリカのマックにはほとんど行かなくなります。

その分、他にも数多く美味しいハンバーガーショップがあるのでさすがアメリカです。

 

⑲コーヒーの飲む量が増える

アメリカは本当にカフェが多いです。日本では三歩歩けばコンビニがあると言われますが、コンビニの代わりにカフェがある感じです。チェーン店であるスタバが一番多く、コーヒーの定番でもあります。

そこら中にカフェがあるのでコーヒーを飲む機会が多くなり、そのうちにコーヒー依存になりがちで、1日に2〜3杯飲んでいる人も少なくありません。

海外セレブの間では、カフェインに依存するのは良くないとし、デカフェ (ノンカフェイン)コーヒーやティーも人気があります。

【帰国編】アメリカ生活あるある⑳

⑳日本に帰国すると英語の方は?と聞かれる

アメリカから日本に帰国して友達や家族に良く聞かれるあるあるですが、英語はもうペラペラになった?英語で話してみてなど、やはり英語の上達具合はみんな気になるものです。

英語の上達レベルに関しては、人それぞれでアメリカでの過ごし方にもよるので必ずしも英語がペラペラになるとは限りませんが、アメリカで生活している以上は英語での日常会話は大抵、問題なく話せるようになります。ただ、英語を話してみてと日本で聞かれると、時と場所によっては戸惑う場合もあります。

まとめ

今回は、アメリカで生活してみて経験したあるある20選を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

あるあるの背景にはアメリカと日本の文化の違い、人種・民族の違いがあります。アメリカで生活してみて思うことは、日本は島国であり移民の国でもなく、また大陸法とは異なる法律体系をしているのである意味日本の普通は日本人である人の普通であり、外国では通用しないことがほとんどです。

郷に入れば郷に従えという言葉があるように、アメリカで生活するのであればある程度その場所の環境に合わせ受け入れることも大事なことです。

 

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