ライフスタイル

海外生活は自由だけれど自由ではない

海外生活と聞くと、自由でいいなと思う人もいるのではないでしょうか?実際に海外生活をしてみて、日本に居た頃よりもある意味、自由なことは確かです。しかし、海外生活しているからこそ自由に出来ないこともあります。そこで今回は、海外生活をしてみて実は自由ではないこと、実際に自由なことを紹介していきます。

海外生活で実は自由ではないこと

日本は世界の国の中でもとても便利な国であり、住みやすい国でもあります。日本に住んでいれば、交通手段は電車、バス、車など多くの選択肢があったり、コンビニもあちらこちらにあるので必要な物はすぐに手に入れることが出来ます。

そんな便利な日本を離れて海外に来ると、当たり前と思ってことは当たり前ではないので、不自由だと感じることも日常茶飯事です。

車がないと移動出来ない

海外生活を始めると、まず移動手段に不自由を感じます。国によっても変わりますが、アメリカの場合、お店もあちらこちらに点在しているので車がないと生活に困ります。

電車、バスなどの公共機関も使えるところは限られ、どこに行くにも電車なんてことはまずありえません。行きたい場所があっても車で行くことしか出来ず、渋滞のことやパーキングのことまで考えなければいけないので移動するのは自由ではない現実があります。

また海外では治安の問題もあるので、夜遅くに一人で出歩いたりすることも躊躇われます。

原始的な所も多く時間がかかる

日本のスムーズなサービスの対応に慣れていると、海外のサービスの対応に驚かされることもあります。

例えば、車の免許更新などでDMV(自動車免許センター)に行くと、平日でも長いラインが出来ていることも多く、一日がかりで手続きをしなければなりません。

とにかく何でも対応が遅いので、不自由を感じます。手続き系以外でもバス・電車も時間通りには来なく、30分以上待ってバスが一気に2台続けて来たりと時間通りには行かないのが日常です。

車社会の国では、渋滞もひどく、特に出勤時間帯は、早めに出ないと時間通りには着きません。

病院には簡単には行けない

長期で海外生活をするのであれば、その国の保険などの社会保障も理解しておく必要があります。日本は、国民が負担する率が低水準ですが、他の諸外国は、国民の負担する率が高い国も多いです。

保険料が高い国では、風邪くらいでは簡単に病院には行かないのが普通です。ある意味、日頃から健康管理に気を付けられるという精神論はありますが、何かあった時には高額な保険料(治療費)を払わなければいけないというのは、なかなか不自由です。

ビザの問題

海外生活をする上で重要なビザですが、自分の目的に合ったビザを取得しなければ、その国で自由に住むことは出来ません。

ビザの種類によっては、制限(就業可能など)があるので、せっかく海外生活を始めてもビザに縛られてしまい、結局自由な生活や行動は出来ないなんてこともあります。

海外生活で実際に自由で楽なこと

服装や髪型など見た目は自由

海外生活で自由なことの一つに服装、髪型、タトゥーなどが挙げられます。特に多民族国家の国では、様々な人種の人がいて宗教上の都合もあるので、髪の色や服装が違うのは当たり前なのです。

なので、海外に来たら誰の目を気にせず、オシャレを自由に楽しむことが出来ます。日本だと流行に乗るのが当たり前、髪の毛が明るかったら…などイメージが先行しがちですが、海外では見た目も個性で自己満足という認識が強いので、誰も周りの目は気にしていないことが多いです。

誰にも干渉されず自由にのびのび生活できる

海外では、周りに何やかんや言ってくる人がいないので、自由にのびのび生活することが出来ます。

日本だと、極端に言えば、30代になって来ると結婚はまだかなど、親や親戚に言われるかもしれません。

また、新たなチャレンジをしようとした時に、周りから少しネガティブな意見もあるかもしれません。

日本では人の目が気になり、変な常識のようなものにとらわれて、なかなか本当にやりたいことが出来ないこともあります。海外生活では、変な常識にとらわれずにあくまで自己責任ですが、自分の考えた通りに行動できる自由があります。

人と合わせなくてもOK

海外では、無理をしてまで人と合わせる必要はありません。誘いを断れない空気や人と合わせないと協調性がないなんて思われてしまうかもしれませんが、海外ではそこまで周りも気は使いません。お互いに気を使い過ぎることがなく、割とドライな付き合い方も多いので本音で話せ、ノーも言いやすく人間関係に関してはすごく楽です。

レストランのオーダーも自分の思い通りにできる

海外では、レストランなどの飲食店でもカスタマイズを自由にすることが出来ます。

例えば、

自分の嫌いなものを抜いてもらうことは当たり前、好きなものはエクストラで付けてもらう、既存のメニューの一部を自分の好みの食材やソースに変えるのも自由自在です。

一般的にはわがまま、お店の人に失礼かもと考えられ、あまり過度な要求はしないのが常識です。

海外では、お金を払っているのだから自分の好みにするのは、当然の権利のような感覚が伺えます。好き嫌いが多かったり、こだわりが強い人は、海外の方が楽に自由に過ごせるかもしれません。ストレスフリーの生活にシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか?

海外生活は精神的な自由はあっても物理的な不自由さは否めない

海外生活をすると常識が一旦リセットされ、精神的な自由を感じることが出来ます。誰にも邪魔をされずに自由に、新たな挑戦や新たな人間関係などを構築することが出来ます。そんな自由の中にも物理的に自由ではないことは多々あります。国によって発展度、文化も違うので、自由のイメージが少し変わるかもしれません。また自分に合う国、合わない国はあると思うので、より自分に合った国で海外生活を送り、ストレスフリーな生活を自由に楽しんでみるのも選択の一つです。

 

スポンサーリンク

-ライフスタイル

© 2024 アメリカの車窓から