アメリカのファッションスタイルは、カジュアルなファッションが人気があり、シンプルなのにオシャレで大胆なスタイルが多いです。アメリカのファッションスタイルには、ストリート系、エスニック系、リゾート系などがあり、他にもプレッピー、ヒッピーなどアメリカを代表とするファッションスタイルがあります。今回は、アメリカの街で見かけるファッションスタイルを紹介していきます。是非、色々なファッションスタイルを楽しむために参考にしてみて下さい。
アメリカのカジュアル系ファッションスタイル①〜⑤
①ストリート系ファッションスタイル
アメリカ発のストリートファッションスタイルは、時代によって変わりますが、ニューヨーク、ロサンゼルスなど、都市部の10代・20代のファッションスタイルを主に指します。
アメリカのストリートファッションブランドでは、Supreme(シュプリーム)、Stussy(ストゥーシー)など、スケートボーダーのようなファッションが人気があり、ラフでカジュアル、オーバーサイズのパーカー・トレーナーでユルさを出すのが特徴的なファッションスタイルです。
ストリートファッションブランドによっては、レディースラインもあり、またユニセックスで着られることも多いのでメンズ、レディース共に人気のあるファッションスタイルです。
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②シンプルなカジュアルファッションスタイル
アメリカロサンゼルスの街で見かけるスタイルは、シンプルなファッション、Tシャツにジーンズのようなシンプルでカジュアルなスタイルが人気があります。
シンプルな服装にアクセサリーをしっかりと付けて、オシャレなカバン、スニーカー(サンダル)を合わせるファッションスタイルは、アメリカでは定番で、柄物よりもシンプルなデザインの洋服が多いです。アメリカのセレブでも普段着は人のよっては極めてシンプルだけど、セクシーでオシャレでカッコイイ人もいます。
③プレッピーファッションスタイル
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プレッピーファッションスタイルは、アメリカの大学(高校)・予備校スタイルのことで、チェック・アーガイル柄のセーターもしくはスカートなのが定番です。
プレッピーファッションは、1970年代後半に登場し始めて1980年代には、プレッピーファッションの洋服のデザインをメインとした、ブランドが続々と出店し始めます。
プレッピー(Preppy)とは元々、サブカルチャーで呼ばれていた言葉で、大学進学のための予備校(preparatory)から由来しています。古くから続いている大学、特にアイビーリーグなどの大学生のスタイルがプレッピーファッションスタイルの元になっています。
プレッピーファッションスタイルは、学生スタイルなのでスポーツから影響を受けているディテール、デザインが多いのが特徴です。アメリカの学校には基本的には制服はないですが(私立はある所もあります)、日本の制服と似たようなイメージです。
ポロシャツ、ローファー、ブレザーなどもプレッピーからの影響で定着したファッションで、カジュアルで可愛さのあるスタイルはアメリカでも人気があります。
④ヒッピーファッションスタイル
ヒッピーファッションスタイルは、アメリカでプレッピーファッションスタイルが登場する前の1960年代に登場したファッションスタイルです。
ヒッピー(Hippy)と言う言葉は、ヒップスター(Hip Ster) から由来していて当時は、ニューヨークとサンフランシスコの一部の地区に移住していた人たちを指す言葉として使われていました。
ヒッピーの聖地はインドとされていて、ヒッピーのファッションスタイルは宗教的な影響、カウンターカルチャーの活動から生まれています。ヒッピーファッションスタイルは、アメリカでも人気のあるスタイルで、ジャズやフォークなどの音楽、絵画、文学などのアートを持って、自分の好きなように自分を表現する一つのファッションスタイルになっています。
ヒッピーファッションスタイルは、個人の表現が前面にスタイルに出ていて人によって印象が違い、カラートーンが独特で民族衣装のような印象もあります。ヒッピーは、ファッションスタイルと言うよりは、自分の精神と思想が深く関係していて、アメリカだけではなく、フランスパリやまた、日本にも影響しています。
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⑤ガーリーなファッションスタイル
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アメリカのガーリーファッションは、ピンク、フリルが付いている可愛いファッションからフェミニンよりのガーリーファッションまで幅広いです。
パッと見た時に可愛いと感じれば、ガーリーファッションであり、アメリカでは花柄のサラリとしたワンピースにブーツ(パンプス)の組み合わせが人気があります。ピンク、フリルが付いているような洋服は、行き過ぎるとロリータファッションスタイルに成りかねないので、落ち着いたカラーでシルエットがふんわりしていたり、風で揺れるような素材を選ぶと、大人だけれどもどこかあどけなさが残るガーリーなファッションスタイルが楽しめます。
アメリカの個性的なファッションスタイル⑥〜⑨
⑥エスニックファッションスタイル
エスニックファッションスタイルは、インド、タイなどの民族衣装から影響を受けているファッションで、独特の模様(柄)が入っているのが特徴です。
アメリカでもアジアンテイストは人気があり、トップスにエスニックの要素を入れてジーンズの組み合わせが定番です。柄物が多いので、組み合わせを間違えると統一感のない微妙なファッションになってしまいます。
エスニックファッションスタイルは、ユルイのにオシャレに見えるシルエットが特徴なので、夏にエスニック系のマキシ丈ワンピースは楽に着られておすすめです。ルームウェアとしても使えて、パンツの場合はゴムなことが多いのでリラックスしてオシャレを楽しむことが出来ます。
⑦ボヘミアンファッションスタイル
ボヘミアンスタイルは、ボヘミアに住んでいる民族が着ている衣装から影響を受けているファッションスタイルです。エスニックファッションスタイルとも似ていますが、ボヘミアンファッションの方が、模様が華やかで花など分かりやすく、柔らかい色よりはビビットカラーが多いイメージです。
もともとボヘミアンが移動して生活をしている民族だったことから、習慣や周りの影響を受けない自由奔放な生き方を好む思想のボヘミアニズムから始まったとされています。
⑧ヴィンテージファッションスタイル
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ヴィンテージファッションスタイルは、年代ものの洋服をメインにするファッションで、20年〜100年前に製造されたものを”ヴィンテージ”いわゆる古着としたレトロなファッションスタイルです。
ヴィンテージファッションスタイルは、アメリカでも人気があり、どの年代のファッションスタイルにするかによっても変わるので個性が発揮でき、レトロで可愛く、オシャレ懐かしいのでおすすめのファッションスタイルです。
ヴィンテージものは価格もかなり幅広くあり、ハイブランドの人気の商品は高い可能性が高いです。またデッドストックになった商品は、さらにプレミア価格になるので驚きます。アメリカでは日本では手に入らない古着やものが多いので、アメリカに来たらヴィンテージのお店を回ってみることもいいかもしれません。
⑨ロッカーシックファッションスタイル
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ロッカーシックファッションスタイルは、アメリカでは2015年あたりから流行り始めて、現在ではファッションスタイルの定番として確立されています。ロッカーファッションスタイルは、もう少し前からありましたが、ロッカーファッションよりもシックが加わることにより、女性らしいデキる女風が演出できます。
レザージャケットを羽織り、ダメージが入ったジーンズに足元は厚底のスニーカーやブーツの組み合わせが人気があります。
ジャケットのインナーには、セーターやシャツなど、シックな感じのフェミニンなインナーを合わせると、ロッカーシックファッションスタイルの要である全体のバランスが整います。
アメリカのリゾート・スポーツ系ファッションスタイル⑩⑪
⑩リゾートファッションスタイル
ゆったりとした時間が流れるリゾート地を思い起こさせるリゾートファッションスタイルは、アメリカでも夏らしいファッションとして人気があります。
ホワイトを基調としたマキシ丈ワンピースが定番で、大判の花柄や南国のリゾートのイメージの模様も可愛いです。
ワンピースが多いので着心地が楽で、サンダルと合わせるだけでオシャレに見えるので、一着持っているだけでも着回ししやすいです。
胸元の形により、ガーリーさ、大人っぽさなどの印象が変わるので、自分に合った形を選ぶことをおすすめします。
⑪アスレジャーファッションスタイル
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アスレジャーファッションスタイルは、Athletic(アスレチック)とLeisure(レジャー)を組み合わせたファッションで、スポーツウェアをもっとオシャレにをコンセプトに2000年頃に登場しました。
アスレジャーファッションは、2000年にアメリカのヨガウェア ブランド”Lululemon”によって打ち出されてから注目されるようになったスタイルで、その後にはスポーツウェアブランドもアスレジャーファッションを意識した商品を発売しています。
アメリカで定番のアスレジャーファッションスタイルは、ヨガパンツにトップスを合わせて、ジャケット、コートを羽織る組み合わせが人気があります。
ヨガブームのアメリカでは、楽に着られるヨガウェア やレギンスはもはや普段着の一部になっていて、オフィス帰りにすぐにジムに行けるのもアメリカらしいです。
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アメリカのビジネスカジュアルファッションスタイル⑫
⑫ビジネスカジュアルファッションスタイル
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ビジネスカジュアルファッションスタイルとは、もともとは西洋のドレスコードであり、スマートカジュアルとも呼ばれているファッションスタイルです。
アメリカのオフィスでは、1990年代にカリフォルニアから始まったカジュアルフライデーを発端に、ビジネスカジュアルのファッションが広がりました。
現代では、アメリカのオフィスでもビジネスカジュアルは一般的になっていて、ジーンズ、ミニスカート、トレーナー、Tシャツなどのラフなものは合わせないのがビズネスカジュアルになります。
アメリカのボーイズファッションスタイル⑬
⑬Tomboyファッションスタイル
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トムボーイファッションスタイルのTomboy(トムボーイ)とは、”おてんば娘”の意味で、ボーイッシュなファッションスタイルを指します。
少年のような印象が特徴のファッションスタイルで、アメリカではシンプルにジーンズ、Tシャツ、スニーカー、キャップの組み合わせが人気があります。
また、メイクとアクセサリーをきちんと付けることにより、女性らしいフェミニンな感じとボーイッシュのバランスが保て、まとまりのあるトムボーイファッションスタイルになります。
日本の影響を受けたアメリカのファッションスタイル⑭
⑭ロリータファッションスタイル
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ロリータファッションスタイルは、日本のサブカルチャーから登場したファッションスタイルで、ゴシック、クラッシックなど、色味や印象がだいぶ変わる分類分けがあります。
アメリカでは、日本のアニメ、漫画、食など、日本の文化・サブカルチャーが人気があり、アメリカの日本街エリアに行くと、ロリータファッションの人も見かけます。
スカートのボリュームが多くふわっとしているのが可愛く、パステルカラーの世界は本当に胸がキュンキュンします。
まとめ
今回は、アメリカで人気のファッションスタイルを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ファッションスタイルの中には、アメリカ発祥のプレッピー、ヒッピーなど個性豊かで、自由な国アメリカならではの人気のファッションスタイルがあり、どこか懐かしい感じもしてオシャレで可愛いのが特徴です。
アメリカではシンプルで動きやすくカジュアルな服装が定番で、メイク・アクセサリー・バッグなどの小物でバランスをとっているファッションスタイルが多く、カジュアルの中にもフェミニン、セクシーさがポイントです。アメリカで人気のファッションスタイルの中から自分の気分に合うものを選び、毎日のオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?